すずね☆マギカ2巻を読了。《感想》

aoi-tuki2612014-06-28

内容に少し触れるので、知りたくないって人は回れ右お願いします。









2巻まで読んでみて、印象かなり変わりました。
ぶっちゃけ、このお話好きです。

まどマギをアニメから観た人には物足りないかもしれない。
けど、1巻読んでがっかりした人は、もしかしたら気になって続きを追うようになるかもしれない。

かもしれない、はテレビ版や劇場版本編と始まり方が若干毛色が違うので、それでまず敬遠する可能性があるからです。

惰性、ありきたり、あまり良い印象を持たない人も居るかもしれません。
さらっと云うなら、メインたるキャラクターの脱落が早いです。
死亡(名前があるだけのモブっぽい)、死亡(1巻表紙にいるメインの子)、魔女化(同じく表紙にいるメインの子)。

とはいえ、脱落がただ単純に早いかと云えば、そうでもなく、まどマギのアニメと同じように続々と脱落してく流れとそう変わらないように思います。

見せ場がないと、どこかのレビューで見た気がしますが、私個人はまどマギ魔法少女システムに関わった少女たちの生き死に(に関する決意・行動をする)を描いた群像劇と読んでたので、すんなりと読めた方です。
むしろ、いちいち見せ場を作ると話のバランスが崩れたり、描写がくどくなってしまう気がします。

テーマとなる単語(セリフ)を物語の中で出して、それを視聴者に考えて貰う、がマギカシリーズのメッセージに思うからです。

で、すずね☆マギカがどういう物語かと問われたら、私はこう答えます。
ほむらのような性格した少女がまどかみたいな事をする話。

彼女、すずねの行動は、『魔女をどうするか』の問題に踏み込んでます。
彼女はまどかと違う形でその問題を何とかしようとしてます。
ただし、物語のような行動を取るのは、まどかと違い、彼女は既に魔法少女になっているから。
それだけです。


他の人はすずねがしてる『行為』を責めるだろうし、云いやすいと思います。
でも、彼女は自分の行動が罪だと知ってる事。
命を奪う相手の名前を記憶し、髪飾りがわりに身に付けるお守り袋に名前を書いた紙を忍ばせて、『ずっと忘れずに一緒に居られる』おまじないをする姿は、魔法少女たちの孤独に寄り添おうとしたまどかにとても似てる気がするのです。

2巻のラストで黒幕のような人物が登場なりましたし、まだ続く物語ですので、考察の余地は多分にありそうです。
個人的には、たると☆マギカと同じく、円環の理に踏み込む話になりそうな予感がしてます。




ここからは私の持論でしかないので、お目汚しになったらすみません。

後悔しないで済む為に、皆さんはその時その時を精一杯生きましょうね。
決断や行動を出し惜しみしない事をお勧めします。
『いつか』なんてないです。
『いつか』では遅いですので。
たとえ、今の生活が栄華だとしても、何の救いもないような無情だとしても、それは『ずっと』じゃありません。
私みたいな人間が云っても説得力ないですが。
出し惜しみと、軽はずみな行動は避けた方が良いのは確かです。

でないと、恐らくはこうなります。後悔の嵐。
↓(表紙のピンク髪の子)